日本のプロ野球の監督

日本のプロ野球において、監督は何かと注目される存在です。各試合の終了後、勝っても負けてもマスコミにコメントを出すのも大事な仕事です。この場合、投手の交代機の誤りなどで負けに繋がると、その場面でのなぜその選手を起用したかなど、起用の意図を新聞記者から鋭く突っ込まれたりもします。

これについては新聞記者もその采配を責めているのではありません。新聞紙上で勝敗を分けた采配についての記事を書かなければいけないから聞くのです。ファンとしても贔屓のチームのことは詳細を知りたいので、そういったファン向けにコメントを出すことはチームのトップである監督の大事な仕事なのです。

逆に選手起用がずばりと的中し、代打に小売り出した選手が起死回生のサヨナラタイムリーを打った場合などは、ファンや新聞記者はその采配と名采配としてたたえます。つまりプロ野球の監督というのは起用した選手が活躍し、試合に勝てば称賛される仕事なのです。